知覚過敏 歯が無くなる原因 62% 最近では、歯科も予防という概念が広まり、PMTCを丁寧に施術してくれてる歯科医院の人気が上がっています。 学問的なデータとして、歯周ポケット(歯肉が歯周病などで歯の汚れが原因で歯根と歯肉の結合が壊れてしまった距離のことです)が大きく、歯根に歯石が付いていた方が、磨き方が悪いとまた同じような悪さに戻る期間が約3か月とされていることから、症状の確認と悪化を防ぐために「3か月リコール」を採っている歯科医院が多くなっています。 こういうコンセプトの下で、メインテナンスを受けるようになっていると、歯周病や虫歯で歯を失う可能性は非常に下がります。 ところが、メインテナンスされていても残念ながら歯は抜けることがあるのです。疫学的データではこうしたメインテナンス中に歯を失ったケースのうち、62%が歯根歯折といわれております。つまり、従来考えられていた歯の喪失原因(虫歯・歯周病)がシフトしてきています。そして、歯根が歯折する原因が、歯軋り・食い縛りというパラファンクションであることもわかってきています。若い頃は、歯自体も柔軟性をもっていましたが、エイジングして疲労が溜まってきたり、神経を失って弾性係数の下がった歯では、こうしたリスクはより高まります。 咬合の診査の結果、奥歯同士がすり減っている歯の接触関係をもっている方は、マウスピースを装着して歯を失いにくくする環境作りをする必要があります。 高血圧の方が、血圧の薬を飲み、糖尿病の方が症状安定のため薬を飲むのと同じように、歯の寿命を延ばすための薬としてマウスピースを嵌めるのです。