歯のホワイトニングをする前に  ― 生活歯ホワイトニング診断法で治療の予後を知ってから始めよう

医)審美健康会 山本歯科医院&横浜ホワイトニング・インプラントセンター
院長の山本達郎です

歯のホワイトニングをするにあたり 患者さんとして 不安になることがあると思います。

自分がホワイトニング始めて 

どれくらいの治療期間で終了するのだろう

どれくらいの歯の白さを獲得することができるのだろう

ということです。

ホワイトニング始めても ちっとも白くならなかった!という声も巷にはわずかですが聞こえてきます。なにしろあの駅前ホワイトニングの代表店であるホワイトエッセンスでさえ 歯が白くならなかった場合 返金保証します!と言っている有様です。

・・・ということは ホワイトエッセンスでは ホワイトニングしても歯が白くなるかどうかはわからない!ということですね(笑)

何でこんなことになってしまっているか というと 

実は簡単です。
ホワイトニングはれっきとして歯科治療なのに 歯の診断をしていない からです。

ホワイトニングに関し 治療の診査法を知らない だから 診断ができず その予後(治療終了後の状態説明)ができない ということだと思います。

このブログ記事は一般の方が目にすることを基本にしていますので、あまり専門的なことは記載できませんが、私が歯科医師や歯科衛生士に対しホワイトニング講演会で述べていることは 最初に歯の状態を調べるためにデジタルカメラで撮影し患者様とそれをいっしょにまず見ること。それが最も大切です。すると、スポット(白斑)、バンディング(横縞)などのエナメル質の元々の問題点の確認あるいは前歯の大きなレジン充填があると実際は歯髄充血などを起こしていて問題点が存在していることなどの肉眼ではうまく見えないことをパソコンのモニターなどを使って一目で示すことができます。

ホワイトニングの原理は 歯自体(つまり エナメル質の状態が良好なときに)ホワイトニング効果が高いことを説明しています。

歯軋りとかクレンチング(食いしばり)ある患者様はエナメル質がもろくなって既に薄くなっている方が多く、こういう状態だと歯を白く見せるゾーンが薄いのでなかなか白くなりにくいということが臨床経験から導かれています。

こういう点とまとめ ホワイトニングの診査・診断・予後をまとめたものが「生活歯ホワイトニング診断法」になります。

 歯科医師から見ると、前歯数本を肉眼でみれば「生活歯ホワイトニング診断法」によって即座にホワイトニングの予知性が示せるので、何も 数万円もするような機器をわざわざ購入する必要は全くありません。また機械で読み込んだ色差データというものは臨床的なデータと必ずしも同じ評価になるわけではなく 機械のデータと患者さんの満足度が乖離してしまうことは少なくないと思います。